ここでは現在、空間情報総括監理技術者の合格を目指しておられる皆さんに、空間情報総括監理技術者試験対策に関する情報を提供いたします。
「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記
1.自己紹介
氏 名 : 沖津 実郎(おきつ じつろう)
勤務会社名 : 株式会社日本インシーク
専門とする業務分野: 用地測量等における空間情報技術の応用
受験の動機: 官公庁発注のプロポーザル、総合評価落札方式等の業務においての技術者配置として『空間情報総括監理技術者』が加点の対象となるケースが増えていることから。
2.受験に当たり事前に準備したこと
• 社内勉強会に参加して先輩から具体的なアドバイスをいただきました。
• 『月刊測量』等の新技術に関する記述を抜き出して整理し、自分の言葉で説明できるまで、読み返して頭に定着させました。
• ポワーポイントの原稿をもとに知人に模擬講義を行って意見をいただき、難しい内容、表現をわかりやすいものへとブラッシュアップさせました。
• 受験用にハイスペックノートPCを購入 しました。
3.合格してから変化したこと
• この資格の大きさを実感しており、これまで以上に努力していかなければという思いが強くなりました。
4.これから受験する人へのアドバイス
• 試験会場の雰囲気の吞まれないこと。自分のペースで。
• 3時間で3問を解答するだけですが、時間配分が非常に難しいです。
• 最後まで諦めないこと。ラスト10分での逆転もあると思います。
「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記
1.自己紹介
氏 名: 清水 智弘
勤務会社名: 西日本旅客鉄道株式会社(ジェイアール西日本コンサルタンツ㈱より出向中)
専門とする業務分野: 鉄道における3DやGISの空間情報技術を活用した技術開発・システム開発・運用
受験の動機:
まず、業務を進めていく中で空間情報総括監理技術者資格を保有されている別の会社の方と一緒に業務させて頂くことが多くあり、その方をみて憧れる資格だったため受験しました。
出向元としては、会社として自治体等の入札に対してより一層、積極的にチャレンジしてく必要がある中で入札の要件として空間情報総括監理技術者が求められる業務も出てきています。そのような中、会社では誰も資格を保有していなかったため必要性を感じました。
また、出向先としては、DX施策を進めていく部署に所属しており、その中でGISや3Dといった空間情報に関連する業務に携わっています。その中で実際に運用場面で利用するユーザに対して企画・提案し、システム/データの仕様作成から業務実装のための技術的コーディネートを行う必要があり、まさに資格の趣旨そのものであるため、資格を通じてそのスキルを磨いていきたいと思い受験しました。
2.受験に当たり事前に準備したこと:
HP公開の過去の試験問題を見ながら出題傾向や特徴をキーワード別にカテゴライズして、その中で出題頻度の高いものは事前に想定問答を準備しました。想定問答の作成にあたっては、本資格の目的、求められる要件を意識して作成しました。最近の過去問は公開されていませんが、もし、現在の情勢やトレンドを考慮した問題にするならと予測を立てました。また、日々の業務などを通じて意識をして情報取集しました。カテゴライズした中で自身が苦手と感じるものについては業務以外でも時間をかけて調べました。
3.合格してから変化したこと:
合格してからまだ日が浅いので今の所、大きな変化はありませんが、本資格を活かし自分の業務の幅・深さを大きくしていけたらと思います。
4.これから受験する人へのアドバイス
私は会社等まわりに過去の受験者がおらず完全に独学で勉強し合格することができました。日常の業務の中でも「もし空間情報総括監理技術者だったら?」を意識し、必要な情報を収集するクセをつけて、試験前には対策の準備をしっかりできれば合格できるということを示すことができたかと思います。もし似た立場の方がいらっしゃれば、少しでも受験するモチベーションになれば嬉しいです。
「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記
1.自己紹介
氏 名:木下 浩(きのした ひろし)
会社名:国際航業株式会社
専門とする業務分野:行政支援系GIS(上下水、建築行政、都市計画、公有財産、指定道路、公会計など)
受験の動機:業務上、必要に迫られたこともありますが、私たち航測会社の技術者はお客様から空間情報の専門家として見られる場面が多くあります。私は、常日頃から、胸を張って空間情報の専門家としてお客様に向き合いたいと考えていたため、空間情報総括監理技術者試験はいつか受験したいと考えていました。昨年、IPAの「応用情報技術者」を取得したことで受験資格を得ることが出来たため、空間総括試験を受けることにしました。
2.受験に当たり事前に準備したこと
(1)情報収集と過去問分析
今回が初めての受験だったので、まずは情報収集に時間を費やしました。社内の受験者や合格者から感想などを聞くと同時に過去問題を分析し、重要な資料や目を通しておくべき書籍・サイトなどを拾い出し、それらを並べた上で勉強方法を考えることにしました。
(2)スケジュールと勉強方法
過去問題の中には類似した内容があったため、一旦、パターン分けを行い、勉強スケジュールを計画しました。どの資格も同じですが、仕事をしながらの勉強となるので出来るだけ効率的で計画的に進めないとうまくいかないと思います。私の場合は、ひたすらパターン分けした問題毎に模範解答を準備することと、国などの施策・動向調査に時間を費やしました。
(3)回答の対策
空間情報総括監理技術者試験は記述式であるため、素材集めや模範解答を準備しておくことはとても必要だと思います。模範解答は、設問のキーワードに対して漏れなく記載すること、文章の論理や組み立ては慎重に行うこと、などを意識して作成し、何度も読み返し、模範解答の精度を高めることが良いと思います。出来れば、模範回答の内容に、国の施策や動向とリンクするものが記載できればなお良いと思います。
3.合格してから変化したこと
合格したときは、同じ職場の方々に限らず、他社で親交のある方からもお祝いのメールなどを頂き、改めて空間総括監理技術者という称号の重厚感を感じました。スペーシャリストの会にも入会させて頂き、日が経つにつれて、責任と使命感も増しております。
4.これから受験する人へのアドバイス
空間情報総括監理技術者試験は、“空間情報に対する自身の考え”のようなことを問われているような気がしますので、国の施策などを照らし合わせながらご自身が考える将来像をイメージすることが重要だと思います。受験資格を得ている人のほとんどは、それなりに業務経験豊富な方が多いと思いますので、空間情報がどのように活用されていくか、またはどうあるべきか、を朧気ながら普段から考えておくだけで模範解答などの質も向上すると思います。試験問題は専門技術や分野を指定するものが少ないため、あとは記載内容の論理や文章の組み立てに気をつければ合格は近づいてくると思います。
「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記
1.自己紹介
氏 名 : 吉安(上田) 征香(よしやす(うえだ) ゆか)
勤務会社名 : アジア航測株式会社
専門とする業務分野:河川・砂防調査計画、防災
受験の動機:
2.受験に当たり事前に準備したこと
3.合格してから変化したこと
4.これから受験する人へのアドバイス
以上
空間情報総括監理技術者 Spacialist
スペーシャリストとは、Spatial(空間)とSpecialist(専門家)を合わせた造語です。
スペーシャリストの会の使命は、地理空間情報の専門家集団が自主的な活動を通して、我が国の地理空間情報の発展の先導的役割を果すことです。